カワラボトル内の古い食痕が嫌われる訳 

良く目にする「古い食痕を避けて食べる幼虫」がタラレギオウゴン、フタマタなどです。
飼育数が多いこともあるのですが!!
では、どうして古い食痕が嫌われるのか、しかも3センチ手前から。

答えは 古い食痕(茶褐色~黒み)の回りは幼虫が食べられない
「カチカチのゴム化菌糸」になっているからです。
カワラ菌糸は、空気に触れると 時間と共に堅くなります。
この現象を通称「ゴム化」と呼んでいますが、ゴム化の起こる理由は
菌糸内部の隙間やトリコデルマ以外の雑菌などがあり、食痕も雑菌と
同じ解釈になりゴム化してきます。

詰める時に「ゴム化した部分は取り除いてください」は「幼虫が食べられないものは入れない」 と言う点で正論ですね! 関連して材料のオガ粉に幼虫が食べられない「樹皮」が
有れば、幼虫はいやがりますし、菌も樹皮は食べにくいので、
「完熟したように見える菌糸」で大きくならない菌糸 になってしまいます。

出来上がったボトルや入れ替え時のボトルは、中身を丁寧に観察することはないでしょうが、時間とボトルに余裕が有れば お試しください。
これじゃ「食えない」ボトルに入れても食べては頂けないですね!