エアコンの差

私の虫部屋は現在3部屋有り 設定温度が低い順から
①19度以下
②22度付近
③24度付近になっています。

カワラ菌糸の1本羽化試験で羽化サイズに差が出るためデータを分析したところ
③部屋が一番大きくて ①部屋が小さいのが分かりました。
①部屋は低温なのですが、ボトル劣化が早く1本羽化が難しくてしかも小さい
 という 最悪の結果でした。
ここ1ヶ月で羽化したババでは「カップ→1400cc」で
①部屋ではトップが68ミリ(事故率 高)
③部屋ではトップ75ミリ(事故率 低)

タラ(カップ→2000ブロー)で
①は72ミリ
③は83ミリでした

複数の菌糸を使っていますが、やはり部屋ごとの劣化速度はほぼ同じになりますので
環境要因かもしれないと 予測を立てて 温度、湿度を調べ直したところ
①部屋は16度~20度
③部屋は24度付近で安定
②部屋は22度付近で安定(飼育試験にカワラボトルを入れていない)
という結果になりました。

そこでエアコンの能力を調べたところ
①部屋は冷房能力は十分、暖房の力は足りない
②部屋は どちらも十分
③部屋は どちらも十分
さらに、冷暖自動運転機能は
①無し
②有り(しかし一定温度にはなりにくい)
③有り 一定温度に保てる
となりました。

この結果から
カワラボトルの試験で①部屋の成績が悪いのは どうやら「エアコンの差」に
なる可能性が高いと仮定できますので、早速次の検証に入りました。

たまたま ①③は75ミリの断熱材で仕切られていますので
壁の2枚を取り外し、①のエアコンを停止して 余裕のある③のエアコンで
管理します。
これで 理論上は温度の乱高下が無くなり、菌糸劣化、事故率低下、
羽化サイズの上昇になるはずです。
この結果は、春頃に公開いたします。